メニュー
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー
世界のいきものを動画でチェック!YouTube
いきもの.com
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー

マタコミツオビアルマジロ

2026 5/16
アルマジロ科
2026年5月16日
球状に丸まったマタコミツオビアルマジロ
マタコミツオビアルマジロ
目次

マタコミツオビアルマジロの基本情報

英名:Southern Three-banded Armadillo
学名:Tolypeutes matacus
分類:被甲目 アルマジロ科 ミツオビアルマジロ属
生息地:アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイ
保全状況:NT〈準絶滅危惧〉

マタコミツオビアルマジロ 生息地マップ 在来個体群
黒泥地で食事するマタコミツオビアルマジロ

ボールになってディフェンス

生存し、自分の遺伝子を持つ子供を残すには、自らが死なないことが重要です。

狩られる側の哺乳類には、自らが死なないような様々な防御のスタイルを見ることができます。


例えば、スカンクは危険を感じるとお尻をあげ、くさいにおいを発するサインを出します。

オーストラリアに生息するウォンバットは、穴に頭を先にして入ることで身を守ります。

彼らのお尻は硬くて頑丈なのです。

他にも中南米に生息するコアリクイは、万歳の態勢でアリ塚を壊す鋭い爪を見せつけることで防衛します。

集団で身を守る動物もいます。

海に生息するマッコウクジラは、群れの子供たちがシャチに襲われそうになった時、子供を中心に置きその周りを大人で囲むマーガレットフォーメーションと呼ばれる陣形を作ります。

これはバイソンなどの草食動物にも見ることができます。

あわせて読みたい
シマスカンク シマスカンクの基本情報 Photo credit: Dan Dzurisin 強烈なにおい スカンクと言えば、お尻から出る強烈なにおいで有名です。 学名に用いられている“mephit”が、ラテン...
あわせて読みたい
ヒメウォンバット https://youtu.be/DvXdBUSKQ_8 ヒメウォンバットの基本情報 Photo credit: Konrads Bilderwerkstatt 参考文献 https://www.wombatprotection.org.au/care-facts 世界最...
あわせて読みたい
ミナミコアリクイ ミナミコアリクイの基本情報 Photo credit: Bernard DUPONT 威嚇の方法 南米に住む樹上性のミナミコアリクイ。彼らはその名の通り、アリやシロアリを主食とします。たっ...
あわせて読みたい
マッコウクジラ https://youtu.be/s60a22z9ygA https://youtu.be/jNeRdbKH2k8 マッコウクジラの基本情報 Photo credit: Oregon State University 参考文献 巨大な頭 見てわかる通り、マ...

以上のような防衛行動には、威嚇の要素もあります。

ウォンバットの場合は一見すると穴に逃げただけと思ってしまいますが、彼らはお尻と穴の壁に捕食者であるタスマニアデビルを挟んで殺してしまうこともあります。

威嚇とは、これ以上深追いすると反撃するというメッセージ。

動物たちは上手に威嚇を使って身を守っているのです。


そんな中、防衛一辺倒の哺乳類がアルマジロです。

彼らは骨からなる甲羅で身を守ります。

特にミツオビアルマジロとこのマタコミツオビアルマジロは、20種ほどが知られるアルマジロの中で、唯一完全なボールのように丸くなることができます。

アーマーのような装甲は体と完全に癒合していないため、きれいに丸まることができるのです。

彼らはアーマーのような甲羅を存分に利用し、捕食者が襲うのをあきらめるまで待つ、ディフェンスのスペシャリストと言えるでしょう。


ところで、そんなアルマジロのように、守ることに振り切った哺乳類がいます。

アフリカとアジアに生息するセンザンコウです。

彼らもまた、アルマジロのように背中に搭載した硬い鱗で身を守ります。

アルマジロと違うのは、アルマジロの装甲が皮骨と呼ばれる骨とそれを覆う角質化した皮膚でできているのに対し、センザンコウの鱗はケラチンで固められた角質化した皮膚でできています。

とはいえ、センザンコウも鱗がない腹側を内側に丸めることで身を守ります。

センザンコウの防御は、百獣の王・ライオンの爪をも防ぐことができます。

見た目は異なっても、守り方は同じ。

そんな動物が中南米、アジア、アフリカと別の地域にそれぞれ暮らしているのは、動物の面白いところです。

落葉地で球状に丸まるマタコミツオビアルマジロ
あわせて読みたい
ライオン ライオンの基本情報 Photo credit: Gabriel White 参考文献 百獣の王 ライオンは今の地球上において、だれがどう見ても百獣の王です。彼らに倒せないのは健康なオスのゾ...
あわせて読みたい
Southern three-banded armadillo | IUCN SSC Anteater, Sloth and Armadillo Specialist Group

マタコミツオビアルマジロの生態

生息地

マタコミツオビアルマジロは、グランチャコと呼ばれる地域を中心に、標高800mまでのサバンナや低木地に生息します。

多少人の手が入ったところにも適応することができます。

形態

体長は20~25㎝、体重は1~2㎏で、2~4つの動く帯が甲羅を構成しています。

前肢には4本、後肢には5本の爪が生えており、前肢の爪はアリ塚などを壊す際に使われます。

木屑地を歩く茶甲のマタコミツオビアルマジロ

食性

マタコミツオビアルマジロは昆虫食です。

アリなどの昆虫を主食とします。

このほか、果実や種子などと言った植物質も食べます。

捕食者にはジャガーやタテガミオオカミが知られています。

あわせて読みたい
ジャガー https://youtu.be/syzI781Oi-w ジャガーの基本情報 Photo credit: Bernard DUPONT 参考文献 南米の覇者 世界で3番目に大きいネコであるジャガーは、南米最大のネコ科動...
あわせて読みたい
タテガミオオカミ https://youtu.be/MDMc_VMpp54 タテガミオオカミの基本情報 モデルドッグ 近年の遺伝子研究の発展により、イヌ科動物はオオカミ型系統、南米系統、アカギツネ系統、シマ...

行動・社会

単独性のマタコミツオビアルマジロは、主に夜行性ですが寒いと日中活動することもあります。

他のアルマジロと比べると穴は掘りませんが、それでも浅い巣穴をほります。

日中はそうした穴や茂みで休息します。

行動圏は14haほどで、他個体と重複します。

繁殖

妊娠のピークは2月~9月、12月~2月の期間に見られます。

メスは約120日の妊娠期間ののち、1匹の赤ちゃんを年に1度のペースで産みます。

赤ちゃんは甲羅が柔らかいことを除くとほとんど小さい大人の姿をしています。

また、生まれてしばらくすれば歩き、丸まることもできます。

生後3週で目を開き、生後2ヵ月半ごろ離乳します。

性成熟には1歳ごろ達します。

落葉地で寄り集うマタコミツオビアルマジロ親子

人間とマタコミツオビアルマジロ

絶滅リスク・保全

マタコミツオビアルマジロの個体数は目下減少中であると考えられており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧種の一歩手前、準絶滅危惧に指定されています。

肉目的の狩猟、生息地の破壊が主な脅威です。

彼らは穴掘り能力が低いので、ハンターに見つかりやすいとされています。

ペット目的で捕獲されることもあります。

そうした取引での輸送中の致死率が高いと言われています。

 Southern Three-banded Armadillo | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

マタコミツオビアルマジロには本州のいくつかの動物園で見ることができます。

彼らの純粋な防御力をぜひ間近で見てみてください。

アルマジロ科
ミツオビアルマジロ属 アルマジロ科 被甲目 ミツオビアルマジロ亜科 川崎水族館 姫路市立動物園 準絶滅危惧 中南米 アルゼンチン パラグアイ ブラジル ボリビア 伊豆アニマルキングダム 上野動物園 熊本市動植物園 神戸どうぶつ王国 埼玉県こども動物自然公園 茶臼山動物園 姫路セントラルパーク 平川動物公園
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
カテゴリー
  • 被甲目
    • アルマジロ科
  • 鱗甲目
    • センザンコウ科
  • 管歯目
    • ツチブタ科
  • 有毛目
    • ナマケモノ亜目
      • フタユビナマケモノ科
      • ミユビナマケモノ科
    • アリクイ亜目
      • アリクイ科
      • ヒメアリクイ科
  • イワダヌキ目
    • ハイラックス科
  • 兎形目
    • ウサギ科
    • ナキウサギ科
  • 奇蹄目
    • バク科
    • ウマ科
    • サイ科
  • 長鼻目
    • ゾウ科
  • 海牛目
    • ジュゴン科
    • マナティー科
  • 鯨偶蹄目
    • ペッカリー科
    • イノシシ科
    • シカ科
    • プロングホーン科
    • ウシ科
    • カバ科
    • ラクダ科
    • ヒゲクジラ亜目
      • セミクジラ科
      • コククジラ科
      • ナガスクジラ科
    • ハクジラ亜目
      • アマゾンカワイルカ科
      • イッカク科
      • ネズミイルカ科
      • マッコウクジラ科
      • マイルカ科
    • キリン科
  • フクロネコ形目
    • フクロネコ科
  • 双前歯目
    • カンガルー型亜目
      • カンガルー科
    • ウォンバット型亜目
      • コアラ科
      • ウォンバット科
  • 齧歯目
    • ネズミ形亜目
      • トビネズミ科
      • メクラネズミ科
    • リス形亜目
      • ヤマネ科
      • リス科
    • ヤマアラシ形亜目
      • ヤマアラシ顎下目
        • ヌートリア科
        • デバネズミ科
    • ビーバー形亜目
      • ポケットマウス科
      • ホリネズミ科
      • ビーバー科
  • 単孔目
    • ハリモグラ科
    • カモノハシ科
  • 食肉目
    • ネコ型亜目
      • ネコ科
      • ジャコウネコ科
      • ハイエナ科
      • マングース科
      • マダガスカルマングース科
    • イヌ型亜目
      • アシカ科
      • セイウチ科
      • アザラシ科
      • イタチ科
      • クマ科
      • スカンク科
      • イヌ科
      • アライグマ科
      • レッサーパンダ科
  • 霊長目
    • 曲鼻亜目
      • キツネザル下目
        • アイアイ上科
          • アイアイ科
        • キツネザル上科
          • イタチキツネザル科
          • インドリ科
          • キツネザル科
          • コビトキツネザル科
      • ロリス下目
        • ロリス上科
          • ガラゴ科
          • ロリス科
    • 直鼻亜目
      • メガネザル下目
        • メガネザル上科
          • メガネザル科
      • 真猿下目
        • 広鼻小目
          • オマキザル上科
            • オマキザル科
            • クモザル科
          • サキ上科
            • サキ科
        • 狭鼻小目
          • オナガザル上科
            • オナガザル科
          • ヒト上科
            • ヒト科
            • テナガザル科
  • 参考書籍
  • 用語
  • インタビュー
生き物.comについて
  • Home
  • 図鑑
  • いきもの.comについて
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 被甲目
  3. アルマジロ科
  4. マタコミツオビアルマジロ
目次