メニュー
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー
世界のいきものを動画でチェック!YouTube
いきもの.com
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー

アノア

2026 5/16
ウシ科
2026年5月16日
地面に顔を寄せる黒毛のアノアの横顔
©2013 cuatrok77 : clipped from the original
目次

アノアの基本情報

英名:Lowland Anoa
学名:Bubalus depressicornis
分類:鯨偶蹄目 ウシ科 アジアスイギュウ属
生息地:インドネシア
保全状況:EN〈絶滅危惧ⅠB類〉

アノア 生息地マップ 在来個体群
飼育場の林で草を食む黒毛のアノア成獣2頭
Photo credit: cuatrok77

島の小さなバッファロー

インドネシアのスラウェシ島とブトゥン島にのみ生息するアノア。

アノアとはスラウェシの言葉でバッファロー、つまりスイギュウという意味です。

スイギュウの名のごとく、彼らには水が必須であり、川がある森林を好みます。

また、他のスイギュウの仲間のように、泥や水を浴びることが大好きです。


アノアはローランドアノアと呼ばれることもあります。

ローランドとは低地のことで、彼らがそう名付けられるということは高地のアノアがいてもおかしくありません。

実際、そうしたアノアは存在し、ヤマアノア(Bubalus quarlesi)と呼ばれています。

ローランドアノアとヤマアノアはどちらもスラウェシ島とブトゥン島に生息しますが、ローランドアノアが標高1,000m以下に生息する一方、ヤマアノアは標高1,000~2,000mに生息するとされています。

両者は体サイズや毛の質感、角の形、体色などから別種とされることもありますが、飼育下の個体ではその成長過程でどちらの特徴も見られることから、反対意見も存在するようです。


ところで、アノア2種は他のスイギュウと比べるとかなり小型です。

アノアに近縁のスイギュウのオスが1tを超える中、アノアはせいぜい200㎏程度。

これは大型の捕食者がいない島だからこそ見られる現象かもしれません。

島に生息する種が大陸に生息する近縁の種に対して体サイズが変化することを島嶼化(とうしょか)と言います。

大型の動物の場合、大型捕食者の不在(つまり防御のために体を大きくする必要がない)や、資源の競争(体が大きいと資源の少ない島では競争が高まる)から小型化する傾向にあります。

あわせて読みたい
スイギュウ スイギュウの基本情報 Photo credit: Thimindu Goonatillake 水牛 アジアスイギュウの名でも知られるスイギュウ。その名の通り、彼らは水に依存したウシ科動物です。1日...

そんな小型の2種のスイギュウですが、どちらも絶滅の危機に瀕しています。

成熟個体数は2種とも2,500頭以下と推測されていますが、低地のアノアの方が人間の影響を受けやすい分、絶滅の可能性が高いとされています。

最も大きな脅威は、肉を目的とした密猟です。

島には逃げ場がないため、島の哺乳類は大陸の哺乳類よりも絶滅リスクが高いとされています。

アノアを含め、島に生息する哺乳類にはより積極的な保全が求められています。

飼育場の岩前に立つ角を持つアノアの側面
Photo credit: Eric de Redelijkheid
あわせて読みたい
島に棲む哺乳類は体サイズが極端に変化すると絶滅しやすいことが明らかに-島にヒトが到来すると絶滅率は10... 島に棲む哺乳類は体サイズが極端に変化すると絶滅しやすいことが明らかに-島にヒトが到来すると絶滅率は10倍以上に増加-|記者発表|お知らせ|「学融合」を通じて新しい...

アノアの生態

生息地

アノアは標高1,000mまでの濃い森林に生息します。

形態

体長は約1.8m、肩高は約90㎝、体重は90~225㎏、尾長は約40㎝です。

後ろ向きに伸びた角(ホーン)は雌雄ともに生え、オスが30㎝、メスが25㎝ほどです。

落葉の斜面で食事するアノアの母と仔
Photo credit: Nigel Swales

食性

主にブラウザーのアノアは木の葉を食べますが、草や果実、水生植物なども食べます。

アノアは海水を飲むことが知られており、これはミネラルを補うためと考えられています。

捕食者はほとんど存在しませんが、子供はヘビなどに襲われる場合があります。

行動・社会

アノアは雌雄ともに単独で暮らすようです。

これは特にメスは群れる他のスイギュウの仲間とは異なる社会です。

ただ、繁殖期などはペアで見られることもあります。

繁殖

繁殖についてはよくわかっていません。

メスの妊娠期間は275~315日で、一度の出産で1頭の黄みがかった茶色の赤ちゃんが生まれます。

双子も見られます。

子供は生後6~9ヵ月で離乳し、2~3歳で性成熟に達します。

寿命は飼育下で20~30年です。

飼育場で並ぶ黒毛のアノア母と茶毛の幼獣
Photo credit: Nigel Swales

人間とアノア

絶滅リスク・保全

アノアの個体数は目下減少中で、250頭を超える個体群はないとされています。

狩猟や生息地の農地への転換などの脅威により、特に19世紀以降個体数を減らしたとされています。

IUCNのレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されています。

また、インドネシアでは法的に保護されており、ワシントン条約(CITES)では附属書Ⅰに記載され国際取引が禁止されています。

 Lowland Anoa | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

日本ではアノアを見ることはできません。

ウシ科
アジアスイギュウ属 ウシ亜科 ウシ科 鯨偶蹄目 絶滅危惧ⅠB類 アジア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
カテゴリー
  • 被甲目
    • アルマジロ科
  • 鱗甲目
    • センザンコウ科
  • 管歯目
    • ツチブタ科
  • 有毛目
    • ナマケモノ亜目
      • フタユビナマケモノ科
      • ミユビナマケモノ科
    • アリクイ亜目
      • アリクイ科
      • ヒメアリクイ科
  • イワダヌキ目
    • ハイラックス科
  • 兎形目
    • ウサギ科
    • ナキウサギ科
  • 奇蹄目
    • バク科
    • ウマ科
    • サイ科
  • 長鼻目
    • ゾウ科
  • 海牛目
    • ジュゴン科
    • マナティー科
  • 鯨偶蹄目
    • ペッカリー科
    • イノシシ科
    • シカ科
    • プロングホーン科
    • ウシ科
    • カバ科
    • ラクダ科
    • ヒゲクジラ亜目
      • セミクジラ科
      • コククジラ科
      • ナガスクジラ科
    • ハクジラ亜目
      • アマゾンカワイルカ科
      • イッカク科
      • ネズミイルカ科
      • マッコウクジラ科
      • マイルカ科
    • キリン科
  • フクロネコ形目
    • フクロネコ科
  • 双前歯目
    • カンガルー型亜目
      • カンガルー科
    • ウォンバット型亜目
      • コアラ科
      • ウォンバット科
  • 齧歯目
    • ネズミ形亜目
      • トビネズミ科
      • メクラネズミ科
    • リス形亜目
      • ヤマネ科
      • リス科
    • ヤマアラシ形亜目
      • ヤマアラシ顎下目
        • ヌートリア科
        • デバネズミ科
    • ビーバー形亜目
      • ポケットマウス科
      • ホリネズミ科
      • ビーバー科
  • 単孔目
    • ハリモグラ科
    • カモノハシ科
  • 食肉目
    • ネコ型亜目
      • ネコ科
      • ジャコウネコ科
      • ハイエナ科
      • マングース科
      • マダガスカルマングース科
    • イヌ型亜目
      • アシカ科
      • セイウチ科
      • アザラシ科
      • イタチ科
      • クマ科
      • スカンク科
      • イヌ科
      • アライグマ科
      • レッサーパンダ科
  • 霊長目
    • 曲鼻亜目
      • キツネザル下目
        • アイアイ上科
          • アイアイ科
        • キツネザル上科
          • イタチキツネザル科
          • インドリ科
          • キツネザル科
          • コビトキツネザル科
      • ロリス下目
        • ロリス上科
          • ガラゴ科
          • ロリス科
    • 直鼻亜目
      • メガネザル下目
        • メガネザル上科
          • メガネザル科
      • 真猿下目
        • 広鼻小目
          • オマキザル上科
            • オマキザル科
            • クモザル科
          • サキ上科
            • サキ科
        • 狭鼻小目
          • オナガザル上科
            • オナガザル科
          • ヒト上科
            • ヒト科
            • テナガザル科
  • 参考書籍
  • 用語
  • インタビュー
生き物.comについて
  • Home
  • 図鑑
  • いきもの.comについて
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 鯨偶蹄目
  3. ウシ科
  4. アノア
目次