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アカテホエザル

2026 3/24
クモザル科
2026年3月24日
アカホエザル
©2012 Frederico Acaz Sonntag: clipped from the original
目次

アカテホエザルの基本情報

英名:Red-handed Howler Monkey
学名:Alouatta belzebul
分類:クモザル科 ホエザル属
生息地:ブラジル
保全状況:VU〈絶滅危惧Ⅱ類〉

アカホエザル
Photo credit: Alex Da Riva

ホエザル

クモザル科のサルは、クモザルのなかまとホエザルのなかまに分けられます。

アカテホエザルは、このうちホエザルのなかまに分類されます。

ホエザルの特徴と言えば、なんといっても大きな声です。

ラウドコールと呼ばれる彼らの鳴き声は、数キロ先まで届きます。

これはなわばりの主張やメスへのアピールを目的としていると考えられています。

このように大きな声を出せるのも、喉にある特殊な舌骨と、のど袋が音を反響しているからです。

この他にも、ホエザルは様々な特徴を持ちます。

例えば、ホエザルは新世界ザルで唯一、成熟した葉を日常的に食べます。

盲腸と結腸はそのために発達しており、休息の時間も活動時間の7割を占めます。

ホエザルのしっぽも特徴的です。

ホエザルのしっぽはクモザルのなかまと同様、把握力があります。

しっぽは1本でぶら下がれるほど強靭で、しっぽの先の毛がない部分にある尾紋がグリップ力をさらに高めています。

また、ホエザルは新世界ザルで唯一、3色型の色覚を持つサルです。

南米には1色型のヨザルと2色型のその他新世界ザルがいる中、ホエザルはヒトを含めた狭鼻猿のように、カラフルな世界に暮らしています。

いろいろ見てみると、一般的な知名度は低いものの、ホエザルはかなりユニークなサルであることが分かりますね。

アカホエザル
Photo credit: Frederico Acaz Sonntag

アカテホエザルの生態

生息地

アカテホエザルは、ブラジル北東部の混交林などに生息します。

食性

昼行性で、葉を主食とします。

若葉を好みますが、成熟した葉も食べることができます。

その他、花や果実なども食べます。

形態

体長は40~65㎝、体重はオスが6.5~8㎏、メスが4.5~6㎏、しっぽの長さは60~90㎝で、オスの方が大きくなります。

行動

アカテホエザルは、5~14頭から成る、単雄複雌ないし複雄複雌の群れを作ります。

最も優位なオスが群れの頂点に立ち、比較的小さななわばりを守ります。

音声はホエザルにとって重要なコミュニケーションツールで、その一つであるラウドコールは早朝に行われることが多いです。

繁殖

繁殖には季節性は見られず、メスは約半年の妊娠期間の後、1匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんの重さは300~400gで、生後10カ月で離乳します。

性成熟には5歳で達し、メスの性的休止期間は1~2年と言われています。

人間とアカテホエザル

絶滅リスク・保全

アカテホエザルは、狩猟や森林の縮小、分断の影響で個体数を減らし続けています。

この森林の破壊の多くは、サトウキビのプランテーションによるものと言われています。

現在、レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、さらなる個体数の減少が懸念されています。

 Red-handed Howler Monkey | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

そんなアカテホエザルですが、残念ながら日本の動物園では見ることができません。

アカテホエザルだけでなく、ホエザルのなかまは日本では見られないようなので、彼らの鳴き声を直接聞くには海外に行くしかなさそうです。

クモザル科
霊長目 直鼻亜目 真猿下目 広鼻小目 オマキザル上科 クモザル科 ホエザル亜科 ホエザル属 絶滅危惧Ⅱ類 南米 ブラジル
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