メニュー
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー
世界のいきものを動画でチェック!YouTube
いきもの.com
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー

アパラチアワタオウサギ

2026 3/24
ウサギ科
2026年3月24日
アパラチアワタオウサギ
Cataloging Nature@2019: Clipped from the original
目次

アパラチアワタオウサギの基本情報

英名:Appalachian Cottontail
学名:Sylvilagus obscurus
分類:兎形目 ウサギ科 ワタオウサギ属
生息地:アメリカ合衆国
保全状況:NT〈準絶滅危惧〉

アパラチアワタオウサギ
Photo credit: Carly & Art

参考文献

ウサギ学 隠れることと逃げることの生物学 (ナチュラルヒストリーシリーズ) [ 山田 文雄 ]
created by Rinker
¥4,950 (2026/05/01 13:43:44時点 楽天市場調べ-詳細)
  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahooショッピング

ウサギの消化の秘密

その名の通りアパラチアワタオウサギは、アメリカ東部に連なるアパラチア山脈に生息します。

彼らの多くが生息する標高570~1, 300mでは、針葉樹や落葉樹、ツツジやベリーの茂みを見ることができます。

こうした環境はアパラチアワタオウサギにとって、捕食者から身を隠す重要な覆いとなっています。


ところで、ウサギは草食動物ですが、アパラチアワタオウサギもこうした環境にある様々な植物を食べています。

草や葉、シダや花、果実、芽、樹皮、枝などなど、季節に応じて彼らはエサを食べ分けます。

こうした彼らのエサとなる植物のうち、ワタオウサギのなかまの中では特にユニークなのが針葉樹の葉です。

アパラチアワタオウサギは、その生息環境だからこそ存在する針葉樹の尖った葉っぱもエサメニューに載せています。


本来、植物というものは動物にとってエサに適しているとは言えません。

植物の細胞を形作る細胞壁を構成するセルロースやヘミセルロースと言った物質を、哺乳類は消化できないからです。

それではウサギを含めた草食動物はなぜ、植物だけを食べて生きているのでしょうか。

秘密は微生物にあります。

植物を食べて生きていける動物たちはすべて、消化管に微生物を共生させており、彼らにセルロースなどを消化してもらっています。そして微生物が消化した後にできる脂肪酸を吸収することで、植物からエネルギーを得ているのです。


ウサギの場合、盲腸で主にこの発酵が行われます。

消化管の後半部分で発酵するため、ウサギは後腸発酵動物と呼ばれています。

ちなみに、後腸発酵動物にはほかに、ゴリラやコアラ、ビーバーなどがいます。

しかし、消化管の後半部分で発酵するため、発酵後の物質はその後十分に消化されずに糞として排出されてしまします。

そこでウサギはその糞を食べることで、消化効率を最大限に高めています。

盲腸糞、軟糞と呼ばれるこの糞は、通常の糞である硬糞と比べてビタミンBやタンパク質、水分に富んでおり、これをウサギはお尻の穴から直接経口で摂取することで、一度では消化できなかった残りから、さらに栄養分を得ているのです。

あわせて読みたい
ヒガシゴリラ https://youtu.be/2eSO-SLAFq0 https://youtu.be/VvpjGDxCuR4 ヒガシゴリラの基本情報 英名:Eastern Gorilla学名:Gorilla beringei分類:ヒト科 ゴリラ属生息地:コン...
あわせて読みたい
コアラ https://youtu.be/ZDgNSYKBE8U コアラの基本情報 英名:Koala学名:Phascolarctos cinereus分類:コアラ科 コアラ属生息地:オーストラリア保全状況:VU〈絶滅危惧Ⅱ類〉...
あわせて読みたい
アメリカビーバー https://youtu.be/ymR0TEbf0YA https://youtu.be/POpv8lUiPWI アメリカビーバーの基本情報 英名:American Beaver学名:Castor canadensis分類:ビーバー科 ビーバー属...

アパラチアワタオウサギが、人間から見るととても食べ物とは思えない、固くて尖った針葉樹の葉を食べて生きていけるのは、こうしたウサギの消化機構のおかげだと言えます。

アパラチアワタオウサギ
Photo credit: Cataloging Nature

アパラチアワタオウサギの生態

生息地

アパラチアワタオウサギは、アパラチア山脈の中部から南部にかけてパッチ状に生息します。

土地が一掃されてから5~25年の間に生える植生がある環境で暮らします。

形態

体長は28~43㎝、体重は0.8~1㎏、耳の長さは6㎝ほどです。

見た目がトウブワタオウサギに似ていますが、アパラチアワタオウサギの方が若干小さく、トウブワタオウサギによくある額の白い模様がありません。

あわせて読みたい
トウブワタオウサギ https://youtu.be/HUW67mWrdYI トウブワタオウサギの基本情報 英名:Eastern Cottontail学名:Sylvilagus floridanus分類:兎形目 ウサギ科 ワタオウサギ属生息地:カナ...

食性

季節に応じて様々な植物を食べます。

捕食者には猛禽類やアカギツネなどがいます。

行動・社会

薄明薄暮性で、日没後や明け方に活発になります。

基本的には単独性で、1.5~15haの範囲で行動します。

繁殖期のオスは行動圏が最も広くなります。

繁殖

3月初めから9月初めにかけて繁殖期を迎えます。

メスは年に3~4回出産し、年間24匹ほどの赤ちゃんを産みます。

メスの妊娠期間は約28日で、1度に2~8匹の赤ちゃんを、毛や草が敷かれた浅い巣に産みます。

母親は授乳の時以外は子供とは別の場所で過ごします。

その際、カモフラージュや保温を目的として巣に毛や植物をかぶせる行動を見せます。

赤ちゃんは生後1週ほどで目を開き、3~4週で離乳します。

生後1ヵ月には独立し、2~3ヵ月齢で性成熟を迎えます。

アパラチアワタオウサギ
Photo credit: Cataloging Nature

人間とアパラチアワタオウサギ

絶滅リスク・保全

アパラチアワタオウサギの個体数はここ10年で最大30%減少していると推測されており、現在も減少傾向にあるとされています。

主な理由は生息地の減少、分断、森林の成熟、都市の発達などです。

IUCNのレッドリストでは準絶滅危惧に指定されています。

 Appalachian Cottontail | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

アパラチアワタオウサギを日本で見ることはできません。

ウサギ科
ワタオウサギ属 ウサギ科 兎形目 準絶滅危惧 北米 アメリカ合衆国
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
カテゴリー
  • 被甲目
    • アルマジロ科
  • 鱗甲目
    • センザンコウ科
  • 管歯目
    • ツチブタ科
  • 有毛目
    • ナマケモノ亜目
      • フタユビナマケモノ科
      • ミユビナマケモノ科
    • アリクイ亜目
      • アリクイ科
      • ヒメアリクイ科
  • イワダヌキ目
    • ハイラックス科
  • 兎形目
    • ウサギ科
    • ナキウサギ科
  • 奇蹄目
    • バク科
    • ウマ科
    • サイ科
  • 長鼻目
    • ゾウ科
  • 海牛目
    • ジュゴン科
    • マナティー科
  • 鯨偶蹄目
    • ペッカリー科
    • イノシシ科
    • シカ科
    • プロングホーン科
    • ウシ科
    • カバ科
    • ラクダ科
    • ヒゲクジラ亜目
      • セミクジラ科
      • コククジラ科
      • ナガスクジラ科
    • ハクジラ亜目
      • アマゾンカワイルカ科
      • イッカク科
      • ネズミイルカ科
      • マッコウクジラ科
      • マイルカ科
    • キリン科
  • フクロネコ形目
    • フクロネコ科
  • 双前歯目
    • カンガルー型亜目
      • カンガルー科
    • ウォンバット型亜目
      • コアラ科
      • ウォンバット科
  • 齧歯目
    • リス形亜目
      • ヤマネ科
      • リス科
    • ヤマアラシ形亜目
      • ヤマアラシ顎下目
        • ヌートリア科
        • デバネズミ科
    • ビーバー形亜目
      • ビーバー科
  • 単孔目
    • ハリモグラ科
    • カモノハシ科
  • 食肉目
    • ネコ型亜目
      • ネコ科
      • ジャコウネコ科
      • ハイエナ科
      • マングース科
      • マダガスカルマングース科
    • イヌ型亜目
      • アシカ科
      • セイウチ科
      • アザラシ科
      • イタチ科
      • クマ科
      • スカンク科
      • イヌ科
      • アライグマ科
      • レッサーパンダ科
  • 霊長目
    • 曲鼻亜目
      • キツネザル下目
        • アイアイ上科
          • アイアイ科
        • キツネザル上科
          • イタチキツネザル科
          • インドリ科
          • キツネザル科
          • コビトキツネザル科
      • ロリス下目
        • ロリス上科
          • ガラゴ科
          • ロリス科
    • 直鼻亜目
      • メガネザル下目
        • メガネザル上科
          • メガネザル科
      • 真猿下目
        • 広鼻小目
          • オマキザル上科
            • オマキザル科
            • クモザル科
          • サキ上科
            • サキ科
        • 狭鼻小目
          • オナガザル上科
            • オナガザル科
          • ヒト上科
            • ヒト科
            • テナガザル科
  • 参考書籍
  • 用語
  • インタビュー
生き物.comについて
  • Home
  • 図鑑
  • いきもの.comについて
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 兎形目
  3. ウサギ科
  4. アパラチアワタオウサギ
目次