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アレンモンキー

アレンモンキー
©2016 Rennett Stowe: clipped from the original
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アレンモンキーの基本情報

英名:Allen’s Swamp Monkey
学名:Allenopithecus nigroviridis
分類:オナガザル科 アレンモンキー属
生息地:中央アフリカ共和国, コンゴ共和国, コンゴ民主共和国, カメルーン
保全状況:LC〈軽度懸念〉

アレンモンキー
Photo credit: dalvenjah

スイマー

アレンモンキーはサルには珍しく、水を怖がりません。

怖がらないどころか、進んで水につかり、見事に泳ぎます。

身に危険が迫ると、水に潜って逃げることもあるようです。

下の動画では、アレンモンキーがプールに入る様子を見ることができます。

そんな水が大好きなアレンモンキーですが、他のオナガザルのなかまと比べると体ががっしりしており、手足も短いです。

また、面白いことに、指の間に水かき状の構造がわずかに見られます。

アレンモンキーの体のつくりは、水辺での暮らしに役立っているのかもしれません。

そんなサル界のスイマー・アレンモンキーは、沼沢林や浸水林に生息します

泳げる場所が沢山ある森林は、アレンモンキーたちにとっては暮らしやすいでしょうが、人間にとっては足の踏み入れにくい領域です。

そのため、野生のアレンモンキーに関しては、分かっていないことがまだまだ沢山あるようです。

アレンモンキーの生態

生息地

アレンモンキーは、コンゴ民主共和国北西部コンゴ共和国北東部湿潤林に生息します。

食性

昼行性で、主に果実無脊椎動物を食べます。

その他にも種子などを食べるようです。

通常は樹上で暮らしますが、採食の時は地上に降りることもあります。

形態

体長は約45㎝、体重はオスが約6㎏、メスが約3.5㎏とオスの方が大きくなります

しっぽは体長よりも長く、48㎝にもなります。

行動

アレンモンキーは、40頭までの複雄複雌の群れを作ると考えられています。

この群れは採食の時は小さな群れに分かれることもあるようです。

コミュニケーションには、他のオナガザル同様、音声やグルーミングなどが用いられます。

繁殖

繁殖に関しても分かっていないことが多いですが、アレンモンキーのメスは5~6カ月の妊娠期間を終え、1~2匹の赤ちゃんを産みます。

繁殖に季節性はなく、1年中赤ちゃんが生まれるようです。

赤ちゃんは3ヶ月ほどで離乳し、活発に動き始めます。

野生での寿命は約20年と言われており、飼育下では30年近く生きる個体もいるようです。

アレンモンキー
Photo credit: Laura Wolf

人間とアレンモンキー

絶滅リスク・保全

アレンモンキーの現在の個体数に関してはよく分かっていません。

ただ、絶滅の危機には瀕していないようで、レッドリストでは軽度懸念(LC)に留まっています。

個体数に影響する人間による行為には狩猟が挙げられますが、森林破壊に関しては確たる証拠はいまだないようです。

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The IUCN Red List of Threatened Species Established in 1964, the IUCN Red List of Threatened Species has evolved to become the world’s most comprehensive information source on the global conservation ...

動物園

そんなアレンモンキーですが、日本の動物園ではお目にかかることができません

サル界随一のスイマーに会えないとは残念です。

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