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ラーテル

ラーテル
©2013 Jaffacity: clipped from the original
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ラーテルの基本情報

英名:Honey Badger
学名:Mellivora capensis
分類:イタチ科 ラーテル属
生息地:アルジェリア, アンゴラ, ベナン, ボツワナ, ブルキナファソ, ブルンジ, カメルーン, 中央アフリカ共和国, チャド, コンゴ共和国, コンゴ民主共和国, コートジボワール, ジブチ, 赤道ギニア, エリトリア, エスワティニ, エチオピア, ガボン, ガンビア, ガーナ, ギニア, ギニアビサウ, インド, イラン, イラク, イスラエル, ヨルダン, カザフスタン, ケニア, クウェート, レバノン, リベリア, マラウィ, マリ, モーリタニア, モロッコ, モザンビーク, ナミビア, ネパール, ニジェール, ナイジェリア, オマーン, パキスタン, カタール, ルワンダ, サウジアラビア, セネガル, シエラレオネ, ソマリア, 南アフリカ, スーダン, タンザニア, トーゴ, トルクメニスタン, ウガンダ, アラブ首長国連邦, ウズベキスタン, 西サハラ, イエメン, ザンビア, ジンバブエ
保全状況:LC〈軽度懸念〉

ラーテル
Photo credit: Steve Slater

ラーテル – 「鬼滅」に出てくる恐れ知らず

怖いもの知らず

ラーテルの強心臓ぶりは、あのギネスブックに「世界一怖いもの知らずの動物」として記載されていることからも分かります。

実際、ラーテルは自分よりも大きな草食獣を執拗に攻撃するだけでなく、猛毒コブラやハイエナライオンなどの大型肉食獣にすら立ち向かいます。

また、ラーテルはミツアナグマという別名を持つほど、ハチの幼虫やハチミツが好物ですが、ハチに刺されようがお構いなし、ハチの巣に頭から突っ込み、貪ります。

余談ですが、ラーテルはノドグロミツオシエという鳥類の鳴き声を頼りに、ハチの巣を見つけることもあると言います。

ノドグロミツオシエはハチの巣を食べますが、自力では侵入できません。

そのため、ラーテルなどハチミツなどを食べる他の動物に知らせることで、おこぼれにあずかるのです。

余談でした。

さて、ラーテルがこのように無鉄砲とも言えるほど怖いもの知らずでいられるのは、彼らの防御力に秘密があります。

ラーテルの皮膚は非常に厚く、どんな牙でも貫くことができません。

また、この皮膚はだぶついており、たとえ咬みつかれたとしても体をねじって反撃することができます。

さらに、ラーテルは危険を感じると肛門腺から異臭を放つ分泌物を放出します。

これら高い防御力のおかげで、ラーテルは我が物顔で大地を練り歩くことができるのです。

一方、ラーテルは賢さも兼ね備えています。

ラーテルは、体の割に大きな脳を持っており、賢いです。

下の動画では、ラーテルが檻や囲いから頭を使って脱出する様子を見ることができますが、その賢さに唖然としてしまいます。

図太さと賢さを兼ね備えるラーテル、人間の世界だと成功しそうなタイプですね。

ラーテルの生態

生息地

ラーテルは、サブサハラアラビア半島インド半島の、標高4000mまでの高地から、熱帯雨林草原ステップなどの乾燥地帯まで、様々な環境に広く生息します。

地上で暮らしますが、獲物を捕らえるために木に登ることもできます。

食性

ラーテルは日和見採食者で、獲物の量や季節に合わせた食性を見せます。

基本的には肉食で、小型哺乳類や、鳥類爬虫類昆虫をよく食べます。

他にも果実根っこハチの幼虫ハチミツなども食べます。

また、食物が少ない時は腐肉を食べることもあるようです。

このような食物を、ラーテルは1日平均1㎏前後も食べます。

形態

体長は60~77㎝、肩高は25~30㎝、体重は7~13㎏、しっぽの長さは20~30㎝で、オスの方が大きくなります

ラーテルの前足は大きく、5本の長くて鋭い爪が生えていますが、後ろの足は小さく、爪も短いです。

また、歯はイタチ科の中で最も少なく、全部で32本しかありません。

行動

ラーテルは基本的に夜行性で、単独で行動します

行動範囲は広く、オスの場合500㎢を超えることもあります。

活動している間は、常にえさを探して放浪しており、一日の移動距離はメスで約10㎞、オスで20km以上にもなります。

日中は巣穴で過ごします。巣穴は糞尿や臭腺からの分泌物でマーキングされます。

繁殖

繁殖に関しては、地域によっては出産のピークがある場所もあるようですが、基本的には季節性は見られません

メスの発情は短くても約2週間続きます。

その間、オスもメスも複数と交尾すると考えられています。

妊娠期間は50~70日で、一度に1~2匹の赤ちゃんが産まれます。

ラーテルの赤ちゃんは、ライオンやヒョウ、ジャッカルの獲物になりえます。

赤ちゃんはもっぱら母親によって巣穴で育てられます。

母親は赤ちゃんを咥えて平均3日おきに引っ越しします。

赤ちゃんが生後2~3ヶ月になり離乳すると、母親は獲物を巣穴に持ち帰るようになります。

そして子どもが生後3カ月で母親について採食するようになると、巣穴を毎日変えるようになります。

子供は生後12~16カ月で独り立ちします。

この時、メスは性成熟に達していますが、オスは独立後も成長を続け、性成熟には2~3歳で達します

寿命は野生下でせいぜい10年、飼育下では最長26年です。

ラーテル
Photo credit: Derek Keats

人間とラーテル

絶滅リスク・保全

ラーテルは、ブッシュミートや伝統的な薬になるとして狩られたり、小さな家畜を襲う害獣として罠や毒で駆除されたりしています

また、他の種を対象とした個体数コントロールに巻き込まれて殺されてしまうこともあるようです。

これらにより、ラーテルの個体数は減少し続けていると考えられていますが、絶滅の危機に関しては分布域の広さなどから軽度懸念とされています。

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The IUCN Red List of Threatened Species Established in 1964, the IUCN Red List of Threatened Species has evolved to become the world’s most comprehensive information source on the global conservation ...

動物園

そんなラーテルには、日本でも会うことができます

国内では、愛知県の東山動物園がラーテルを飼育しています。

是非、この動物園に足を運び、ラーテルの図太くも賢い様子を観察してみてください。

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