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アヌビスヒヒ

2026 5/07
オナガザル科
2026年5月7日
アヌビスヒヒ
©2008 William Warby: clipped from the original
目次

アヌビスヒヒの基本情報

英名:Olive Baboon
学名:Papio anubis
分類:オナガザル科 ヒヒ属
生息地:ベナン, ブルキナファソ, ブルンジ, カメルーン, 中央アフリカ共和国, チャド, コンゴ共和国, コンゴ民主共和国, コートジボワール, エリトリア, エチオピア, ガーナ, ギニア, ケニア, マリ, モーリタニア, ニジェール, ナイジェリア, ルワンダ, シエラレオネ, ソマリア, 南スーダン, スーダン, タンザニア, トーゴ, ウガンダ
保全状況:LC〈軽度懸念〉

アヌビスヒヒ
Photo credit: Rob Waddington

神のルックス

このサルの和名と学名についている“アヌビス(anubis)”という言葉ですが、これはエジプトの神であるアヌビス神に由来しています。

アヌビスヒヒ
アヌビス神

見たことある方も多いと思いますが、この神は、頭部をジャッカルもしくは犬、頭部以外を人間の体で描かれることが多いです。

これは、昔のエジプトの人々が、お墓の周りをうろつく犬やジャッカルを、お墓を守ってくれている存在であると考えたのが理由だそうです。

そんなアヌビス神とアヌビスヒヒを見比べてみると、確かによく似ています。

特に、このサルの口元は、アヌビス神やそのモデルの犬のように出っ張っていてそっくりです。

しかし、見た目は似ていますが、この口元の中身は全く違います。

犬の場合(多分アヌビス神も)、この出っ張った部分の中には、鼻腔と呼ばれる空洞があります。

この広い鼻腔のおかげで、よりたくさんの空気を入れることができ、それが鼻腔の粘膜を刺激することで臭いを感知します。

目から鼻先の部分を口吻部(こうふんぶ)とかマズルと言いますが、一般的にこのマズルが長いほど、嗅覚がいいと言われています。

では、アヌビスヒヒの場合、これとどう違うのか。

アヌビスヒヒの出っ張りは、鼻腔ではなく口腔によってほとんどが占められています。

つまり鼻の空洞ではなく、口の空洞ということです。

口は匂いを感知することはできませんから、このサルは犬のようには嗅覚は良くないということになります。

とはいえ、嗅覚を使ってえさを得ることもあるようなので、人間よりはいい鼻を持っているのでしょう。

このように、アヌビスヒヒのルックスは、神や犬によく似ているのですが、その中身は全く違うのでした。

アヌビスヒヒ
Photo credit: Rob Waddington

アヌビスヒヒの生態

生息地

アヌビスヒヒは、アフリカの赤道付近のサバンナに広く分布しています。

地上性が強く四足で地上を移動します。

食性

雑食性で、主に果実や葉を食べますが、花や草、時にはインパラやウサギなどの動物を狩って食べることもあります。

形態

体長はオスが約75㎝、メスが約60㎝、体重はオスが約25㎏、メスが14㎏、しっぽの長さは50~60㎝で、オスはメスの倍近くも大きくなります。

ヒヒの仲間は犬歯が非常に発達しており、威嚇やケンカの時に使われます。

噛まれたらひとたまりもありません。

行動

アヌビスヒヒは多い時には100頭近くもの複雄複雌の群れを作ります。

この群れは母系で、メスが生まれた群れに留まる一方、オスはオトナになる前に群れを出ていきます。

群れの頂点にはαオスが立ちますが、この地位は常に狙われており、1年以上その地位に居座ることは非常に難しいようです。

しかし、常に暴力をもって地位が奪われるかというと、必ずしもそうではなく、αオス自ら譲位することもあります。

アヌビスヒヒの犬歯は非常に鋭いので、このような平和的な解決は賢いと言えるでしょう。

一度優位な位置から墜ちたオスは、若いオスたちからの嫌がらせに会います。

そのため、このようなオスはもう一度群れを移籍することがあるようです。

順位は特に交尾するメスの獲得に影響します。

そのため、劣位のサルは色々な戦略で優位のオスに対抗しようとします。

例えば劣位個体同士で同盟を組んだり、メスやその子供と仲良くなることで、メスを確保します(キイロヒヒ参照)。

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ところで、このサルの見た目が犬に似ていることは先ほど指摘しましたが、実は鳴き声も犬に似ています。

下の動画でもその鳴き声を聞くことができますが、鳴き声が犬に似ているという理由で、アヌビスヒヒは「ドグエラ(犬のような)ヒヒ」という別名も持ちます。

犬猿の仲とは言いますが、この場合犬と猿が完全に同居しちゃってますね。

繁殖

繁殖は一年中行われ、乱交的に交尾が行われます。

メスは約180日の妊娠期間の後、通常1匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんは主に母親によって育てられ、生後約420日で離乳します。

性成熟にはメスが7~8歳、オスが7~10歳で達します。

出産期間は1~3年で、寿命は飼育下で約25年です。

人間とアヌビスヒヒ

絶滅リスク・保全

このサルは適応力が高く、分布域も非常に広いので、絶滅の危機どころか個体数は増え続けているようです。

 Olive Baboon | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

そんなアヌビスヒヒですが、会える動物園はそんなに多くありません。

日本では、北海道の円山動物園、長野県の飯田市立動物園、静岡県の浜松市動物園、愛知県の日本モンキーセンター、広島県の安佐動物園、徳島県のとくしま動物園がアヌビスヒヒを飼育しています。

犬のようなサル、生で見たい方は是非、動物園に足を運んでみてください!

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