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スナメリ

2026 5/16
ネズミイルカ科
2026年5月16日
青い水中で笑顔のスナメリの横顔
©2012 kuribo : clipped from the original
目次

スナメリの基本情報

英名:Narrow-ridged Finless Porpoise
学名:Neophocaena asiaeorientalis
分類:鯨偶蹄目 ネズミイルカ科 スナメリ属
生息地:北太平洋
保全状況:EN〈絶滅危惧ⅠB類〉

スナメリ 生息地マップ 在来個体群
水槽で並んで泳ぐ灰白色のスナメリ2頭
Photo credit: foooomio

参考文献

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漁のお手伝い

英名の通り背びれのない(Finless)スナメリは、日本近海にも生息しており、日本人ともかかわりの深い鯨類です。

その証拠に、ナメウオやデゴンドウ、デゴンなどなど、スナメリの呼び名には数多くが知られています。


日本には東京湾~仙台湾、伊勢湾・三河湾、瀬戸内海、大村湾、有明海・橘湾の5つの個体群が知られています。

日本近海の鯨類は資源として捕獲されてきた歴史がありますが、スナメリは一部鯨油の利用のために捕獲されていたものの、他の鯨類と比べると捕鯨の対象にはなってこなかったようです。

むしろ、一部地域では漁を助ける動物として重宝されてすらいました。


その例が「スナメリ網代漁業」です。

これは広島県竹原の阿波島で18世紀中ごろから行われていた漁業で、一本釣り漁師はスナメリの群れを見ると、そこに釣り糸を垂らしてタイやスズキをとっていたそうです。

スナメリが捕食しようと襲うことで水面付近のイカナゴなどの小魚が海に潜り、今度はそれを狙って海底からタイなどが浮上してくることで釣り針にかかりやすくなるという仕組みのようです。

この漁がおこなわれる阿波島南端から半径1,500mの海面は「スナメリクジラ回遊海面」として1930年に天然記念物に指定されています。


このスナメリに頼る漁は、1960年代にはなくなったようです。

イカナゴが少なくなり、タイなども釣れなくなったからのようで、スナメリももはや見られないといいます。

この辺りでは海砂利採取が盛んにおこなわれ、これにより海底地形が変化したことでスナメリの好む場所ではなくなり姿を消したのではないかと考えられています。


このような埋め立てや土砂採取などによってもたらされる、スナメリが好む生態系の破壊は、彼らの減少の大きな原因となっています。

瀬戸内海では1970年代から2000年にかけて、個体数は70%も減ったそうです。

長崎県の大村湾では300頭程度しか生存していないといわれています。

現在、スナメリは日本近海に約2万頭いると推測されていますが、かつての漁の友はゆっくりと我々の前から姿を消し始めています。

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スナメリの生態

分類

ペルシャ湾から台湾海峡付近にまで生息するニシスナメリ(N. asiaeorientalis)とは一部生息地を重複させながら別種とされています。

雑種も現在のところ確認されていません。

スナメリには東アジアの亜種(N. a. sunameri)と長江の淡水域で暮らす亜種、ヨウスコウスナメリ(N. a. asiaeorientalis)が知られています。

生息地

スナメリは中国東海岸、長江、朝鮮半島沿岸、日本の本州沿岸に生息します。

水深50m以内の浅い海で暮らすことがほとんどです。

形態

体長は1.6~1.9m、体重は40~70㎏。

名前の通り背びれはなく(finless)、代わりに背中には細長い稜線(narrow-ridged)があります。

胸鰭は体に対して大きく、小回りがとても聞きます。

稜線には突起がいくつもついておりざらざらしています。

上下のあごにはそれぞれ15~20対のスペード状の歯が生えています。

食性

魚類やイカなどの頭足類、甲殻類を食べます。

飼育下では冬になると採餌量が増えることが知られています。

捕食者にはシャチが知られています。

海面で2羽のカモメと共に泳ぐスナメリ
Photo credit: 냥이
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行動・社会

通常単独か3頭程度の小集団で暮らしますが、一時的に50頭以上が集まる場合もあります。

静かに泳ぎ、水面行動は少ないとされています。

船に近寄ることも稀で、舳先の波に乗るバウライディングもほとんどしません。

クリックスと呼ばれる鳴音でエコロケーションを行い、採餌などの活動をします。

繁殖

出産間隔は1~2年、妊娠期間は11ヵ月で、60~80㎝、5~10㎏の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんは半年ほどで離乳し、6~15カ月で親から独立するとされています。

4~5歳で性成熟に達するようです。

寿命は20年ほどです。

飼育下では28年生きた個体がいます。

水槽で大口を開けるスナメリの正面の顔
Photo credit: Huangdan2060

人間とスナメリ

絶滅リスク・保全

スナメリは全体として減少しているとされており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されています。

特にヨウスコウスナメリは2,000頭もいないとされており、絶滅危惧ⅠA類に指定されています。

主な原因は生態系の破壊と、混獲です。

1994年、中国沿岸では2,000頭以上のスナメリが混獲の被害にあったようです。

混獲は日本でも起きており、また、ストランディングの事例も少なくありません。

あわせて読みたい
海棲哺乳類ストランディングデータベース

 Narrow-ridged Finless Porpoise | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

日本では三重県の鳥羽水族館、広島県の宮島水族館、福岡県の海の中道マリンワールドでスナメリに会うことができます。

水中ですばしっこく泳ぐ沿岸性でかわいい性のスナメリにぜひ会いに行ってみてください。

鳥羽水族館 公式サイト
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