メニュー
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー
世界のいきものを動画でチェック!YouTube
いきもの.com
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー

ホッキョクギツネ

2026 4/25
イヌ科
2026年4月25日
ホッキョクギツネ
©2018 Brandan Norman : clipped from the original
目次

ホッキョクギツネの基本情報

英名:Arctic Fox
学名:Vulpes lagopus
分類:食肉目 イヌ科 キツネ属
生息地:カナダ、フィンランド、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、アメリカ合衆国
保全状況:LC〈軽度懸念〉

ホッキョクギツネ
Photo credit: Scott Wengart

参考文献

オオカミと野生のイヌ
created by Rinker
  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahooショッピング
ホッキョクグマ: 生態と行動の完全ガイド
created by Rinker
  • Amazon
  • 楽天市場
  • Yahooショッピング

北極のイヌ

高緯度のツンドラ地帯に生息するホッキョクギツネは、オオカミとともに最北のイヌ科動物として知られています。

彼らの生息地は−50度以下になることもあるほど極寒です。

寒い冬を耐えしのぐために、ホッキョクギツネは冬眠という方法を使わずに様々な適応を見せています。


ホッキョクグマやアザラシ、クジラなどは体を大きくし、体積に対する体表面積の割合を小さくすることで、主に寒さに耐えますが、ホッキョクギツネは主に被毛で寒さに耐えます。

その毛は非常に密で、1インチ四方に数百本の毛が生えています。

また、毛は耳や足の裏まで生えており、体温の低下を防ぎます。

被毛は年に2回変わり、冬には多くの個体が真っ白になります。

あわせて読みたい
ホッキョクグマ https://youtu.be/t-OS2O-AJ20 https://youtu.be/4Wy_zJfWdSc https://youtu.be/G9xjHxOwivw ホッキョクグマの基本情報 英名:Polar Bear学名:Ursus maritimus分類: ...
あわせて読みたい
ホッキョククジラ ホッキョククジラの基本情報 英名:Bowhead Whale学名:Balaena mysticetus分類:鯨偶蹄目 セミクジラ科 セミクジラ属生息地:北極海保全状況: LC〈軽度懸念〉 Photo c...

他にも、ホッキョクギツネの耳や吻部は他のキツネと比べると短く、空気に触れる面積を減らすことで熱が奪われるのを最小限に抑えます。

このように同じキツネでも高緯度になるほど肢や耳など体の出っ張りが短くなるという現象は、アレンの法則として知られています。


また、ホッキョクギツネは多産でも知られており、極寒の地で種が存続する重要なカギとなっています。

餌が豊富であれば、メスは一度に15匹近くの赤ちゃんを産むことができます。

赤ちゃんたちは雪の中などに掘られた巣穴に産まれ、両親によって育てられます。

秋になると子は巣立ち、家族は散り散りになりますが、巣がその何世代にもわたって使われることがあるというのは興味深いです。


そんなホッキョクギツネの主食は齧歯類。

特にレミングは彼らのエサの中でも重要で、地域によっては夏に食べるもののうち8割以上を占めることもあります。

また、レミングを主食とするホッキョクギツネの個体群は、レミングの多寡によって3~5年単位で変動しています。

彼らのレミングを捕食する方法は非常に独特です。

まず聴覚と嗅覚を使って雪の下にいる獲物の位置を正確に突き止めます。

すると次には上に向かって高く飛び、頭から雪に突っ込んで獲物を捕らえるのです。

このような狩りには経験が必要で、下の動画では若い個体が失敗を繰り返す様子を見ることができます。


この他、ホッキョクギツネは死肉も食べます。ホッキョクグマやオオカミ、クズリが食べ残したクジラやトナカイなどの死肉を食べるのです。

また、その食べ残しを狙って、ホッキョクグマの後をついていく様子もよく見られます。


最北の地で暮らすホッキョクギツネ。いわゆるキツネらしさも持ちつつ、賢く暖かく今日も極寒を生きています。

あわせて読みたい
クズリ https://youtu.be/yAd5gd4DRzQ クズリの基本情報 英名:Wolverine学名:Gulo gulo分類:イタチ科 クズリ属生息地:カナダ、中国、エストニア、フィンランド、モンゴル、...
あわせて読みたい
トナカイ トナカイの基本情報 英名:Reindeer学名:Rangifer tarandus分類:鯨偶蹄目 シカ科 トナカイ属生息地:カナダ、フィンランド、グリーンランド、モンゴル、ノルウェー、...
ホッキョクギツネ
Photo credit: NOAA Photo Library

ホッキョクギツネの生態

生息地

ホッキョクギツネは北緯88度~53度の範囲にある標高3,000mまでのツンドラ地帯に生息します。

陸地だけでなく、沿岸から100㎞以上離れた沖合の氷上で見られることも普通です。

19世紀には毛皮目的でアリューシャン列島に導入されますが、現在は鳥類保護の観点から駆逐されつつあります。

形態

体長はオスが46~68㎝、メスが41~55㎝、体重はオスが平均3.5㎏(3.2~9.4㎏)、メスが平均2.9㎏(1.4~3.2㎏)、尾長が26~42㎝でオスの方が大きくなります。

被毛のタイプには白毛と青毛の2タイプがあります。

夏毛は周囲の色である灰色であることが多く、毛は冬と比べるとまばらになります。

ホッキョクギツネ
Photo credit: Jaxean Koret

食性

レミングなどの齧歯類を主食としますが、ホッキョクウサギやハクガンなどの鳥類とその卵、魚類、果実などを食べることもあります。

アカギツネなどのように餌の貯蔵もするようです。

あわせて読みたい
アカギツネ アカギツネの基本情報 英名:Red Fox学名:Vulpes vulpes分類:食肉目 イヌ科 キツネ属生息地:アフガニスタン、アルバニア、アルジェリア、アンドラ、アルメニア、オー...
あわせて読みたい
ホッキョクウサギ https://youtu.be/HUW67mWrdYI ホッキョクウサギの基本情報 英名:Arctic Hare学名:Lepus arcticus分類:兎形目 ウサギ科 ノウサギ属生息地:カナダ、グリーンランド保...

行動・社会

単独性のホッキョクギツネは繁殖期にのみペアを作ります。

機会的捕食者である彼らは、エサを求めて広い範囲を行動します。

中には76日の間に3,500㎞も移動する個体もおり、彼らの移動力がうかがえます。

最高時速は45㎞ほどで、泳ぐこともできます。

防寒を被毛に頼るため、冬に泳ぐことはあまりありません。

繁殖

4月~7月にかけて繁殖が行われます。

繁殖期間は通常ペアが持続します。

メスは49~57日の妊娠期間ののち、体重50~65gの赤ちゃんを通常5~8匹産みます。

父親もエサを持ってくるなどして育児に参加します。

赤ちゃんは生後3~4週で巣穴を出始め、8週ごろ離乳します。

その後独立して巣を離れますが、オスの方が遠くに分散するようです。

性成熟は生後10ヵ月頃、寿命は野生で普通3~4年、最長で16年です。

人間とホッキョクギツネ

絶滅リスク・保全

ホッキョクギツネは数十万頭いると推測されており、絶滅は懸念されていません。

IUCNのレッドリストでは軽度懸念の評価です。

ただ、スカンジナビア半島など一部地域では減少傾向にあるようです。


彼らは今でもイヌイットなどの原住民にとっては、毛皮目的の狩猟の対象ですが、人口繊維の隆盛とともに毛皮の価値が落ちていることもあり、狩猟圧は大きくありません。

ホッキョクギツネ
Photo credit: Bering Land Bridge National Preserve

 Arctic Fox | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

ホッキョクギツネを日本国内で見ることはできません。

最近では旭山動物園で飼育されていましたが、2023年に亡くなったようです。

  ホッキョクギツネの訃報 | 旭山動物園

イヌ科
グリーンランド 食肉目 イヌ型亜目 イヌ科 キツネ属 軽度懸念 アジア 北米 ヨーロッパ アイスランド アメリカ合衆国 カナダ スウェーデン ノルウェー フィンランド ロシア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
カテゴリー
  • 被甲目
    • アルマジロ科
  • 鱗甲目
    • センザンコウ科
  • 管歯目
    • ツチブタ科
  • 有毛目
    • ナマケモノ亜目
      • フタユビナマケモノ科
      • ミユビナマケモノ科
    • アリクイ亜目
      • アリクイ科
      • ヒメアリクイ科
  • イワダヌキ目
    • ハイラックス科
  • 兎形目
    • ウサギ科
    • ナキウサギ科
  • 奇蹄目
    • バク科
    • ウマ科
    • サイ科
  • 長鼻目
    • ゾウ科
  • 海牛目
    • ジュゴン科
    • マナティー科
  • 鯨偶蹄目
    • ペッカリー科
    • イノシシ科
    • シカ科
    • プロングホーン科
    • ウシ科
    • カバ科
    • ラクダ科
    • ヒゲクジラ亜目
      • セミクジラ科
      • コククジラ科
      • ナガスクジラ科
    • ハクジラ亜目
      • アマゾンカワイルカ科
      • イッカク科
      • ネズミイルカ科
      • マッコウクジラ科
      • マイルカ科
    • キリン科
  • フクロネコ形目
    • フクロネコ科
  • 双前歯目
    • カンガルー型亜目
      • カンガルー科
    • ウォンバット型亜目
      • コアラ科
      • ウォンバット科
  • 齧歯目
    • リス形亜目
      • ヤマネ科
      • リス科
    • ヤマアラシ形亜目
      • ヤマアラシ顎下目
        • ヌートリア科
        • デバネズミ科
    • ビーバー形亜目
      • ビーバー科
  • 単孔目
    • ハリモグラ科
    • カモノハシ科
  • 食肉目
    • ネコ型亜目
      • ネコ科
      • ジャコウネコ科
      • ハイエナ科
      • マングース科
      • マダガスカルマングース科
    • イヌ型亜目
      • アシカ科
      • セイウチ科
      • アザラシ科
      • イタチ科
      • クマ科
      • スカンク科
      • イヌ科
      • アライグマ科
      • レッサーパンダ科
  • 霊長目
    • 曲鼻亜目
      • キツネザル下目
        • アイアイ上科
          • アイアイ科
        • キツネザル上科
          • イタチキツネザル科
          • インドリ科
          • キツネザル科
          • コビトキツネザル科
      • ロリス下目
        • ロリス上科
          • ガラゴ科
          • ロリス科
    • 直鼻亜目
      • メガネザル下目
        • メガネザル上科
          • メガネザル科
      • 真猿下目
        • 広鼻小目
          • オマキザル上科
            • オマキザル科
            • クモザル科
          • サキ上科
            • サキ科
        • 狭鼻小目
          • オナガザル上科
            • オナガザル科
          • ヒト上科
            • ヒト科
            • テナガザル科
  • 参考書籍
  • 用語
  • インタビュー
生き物.comについて
  • Home
  • 図鑑
  • いきもの.comについて
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 食肉目
  3. イヌ型亜目
  4. イヌ科
  5. ホッキョクギツネ
目次