メニュー
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー
世界のいきものを動画でチェック!YouTube
いきもの.com
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー

マントヒヒ

2026 5/15
オナガザル科
2026年5月15日
銀色のたてがみが豊かなマントヒヒの雄
©2016 _paVan_: clipped from the original
目次

マントヒヒの基本情報

英名:Hamadryas Baboon
学名:Papio hamadryas
分類:オナガザル科 ヒヒ属
生息地:エリトリア, エチオピア, サウジアラビア, ソマリア, スーダン, イエメン
保全状況:LC〈軽度懸念〉

岩地に座る銀白の鬣を持つマントヒヒの雄
Photo credit: Moataz1997

マントを羽織ったサル

マントヒヒを後ろから見ると、腰まで伸びた毛のために、白くて長いマントを羽織っているように見えます。

これがこのサルの名前の由来となっています。

また、もう一つ注目したいのが、オスの容姿です。

顔を見てみると、目がくぼんでいて頬がこけています。

頭頂部だけ毛が短く、顔の横には毛がぼさぼさ生えています。

よく見てみてください。

なんかこういうおじいちゃんいません?

いますよね?

今でも研究が生きがいですみたいな感じじゃありません?

そんな親近感を覚えるような顔をしています。

マントヒヒとネットで検索してみると、マンドリルとの違いを説明する記事にやたらであるのですが、はっきり言ってそんなの記事にするまでもなく、全然違います。

マントヒヒのあの達観したような雰囲気はマンドリルには微塵もありません。

あわせて読みたい
マンドリル マンドリルの基本情報 英名:Mandrill学名:Mandrillus sphinx分類:オナガザル科 マンドリル属生息地:カメルーン, コンゴ共和国, 赤道ギニア, ガボン保全状況:VU〈絶...

彼らは聖なる役割を果たしていたのです。

マントヒヒは、昔から人間と関わりがあったようで、古代エジプトでは絵や像のモチーフとしてよく用いられました。

彼らは聖なる役割を果たしていたのです。

マントヒヒは古代エジプトにおいて、月の神であるトートの象徴として宗教的に重要視されました。

下の画像は、トート崇拝の中心地があったアシュムネイン遺跡にあるマントヒヒの像です。

また、あのルーブル美術館にもマントヒヒの像が展示されているようなので、是非探してみてください。

絵や像のモチーフにされるだけでなく、彼らはエジプト人たちから丁重な扱いを受けました。

生前には炙り肉やワインが与えられ、死後にはミイラとして保存されました。

このような人間にとっての丁重な扱いは、彼らにとって必ずしもそうではなかったらしく、不適切な食事と運動不足で早死にすることが多かったようです。

とはいえ、彼らがどれだけ神聖な存在として崇められていたかは想像に難くないでしょう。

ちなみにマントヒヒは、当時のエジプトには生息しておらず、近くの国から輸入されていたようです。

博物館の屋外に立つ古代エジプトのヒヒ像
Photo credit: Tatiana Matveeva

重層社会

マントヒヒの特徴として、重層的な社会構造を持つことが挙げられます。

群れの最小単位は(ワンメイル・)ユニットと言い、1匹のオスと複数のメス、子ども、平均約7頭から成ります。

群れのオスは基本的にリーダーの1匹ですが、群れに付きまとうオスがいることもあります。

このオスはユニットのメスを引き連れて自分のユニットを作ろうとしていたり、ユニットの子どものメスを世話することで彼女たちが成長したときに自分のユニットのメスにしようとしたりします。

しかし、ユニットのメスはリーダーに厳しく監視されているので、群れ外のオスと群れのメスが接触しているのがばれると、そのオスは追い払われ、メスも噛みつかれるなどの罰を受けることになります。

このようなユニットが2,3集まるとクランとなります。

クランのオスには血縁関係があると言われており、このクランがさらに2,3集まるとバンドという集団になります。

バンド同士の境界線ははっきりしており、オス間の闘争に発展することもあります。

さらにさらに、夜になるとこのバンドが崖などに集まりトゥループと呼ばれる多ければ100頭にもなる大集団を作ります。

このような大集団を作る理由としては、夜に襲ってくるヒョウなどの捕食者に対する戦略だと考えられています。

人間も数々の集団に属しており、それが重層的に重なり合うこともあります。

ある学校のあるクラスのある仲良し集団。

これも重層社会と言えるかもしれません。

このように、重層的な社会の形成は、人間にとって本質的なことです。

マントヒヒの重層社会は、このような人間の本質を明らかにしていくためにもとても参考になるものであり、研究の対象になっています。

飼育場で寄り添う雄マントヒヒと別個体の顔
Photo credit: jan_borgstede

マントヒヒの生態

生息地

マントヒヒは、他のヒヒ属のなかまとは違って、アフリカだけでなく、アラビア半島にも生息しています。

サウジアラビア、イエメン、スーダン、エリトリア、エチオピア、ソマリアの半砂漠ステップ、乾燥サバンナなどでマントヒヒを見ることができます。

食性

マントヒヒは雑食性で、草や種子、果実、卵、ガム、昆虫など何でも食べます。

形態

体長は60~77㎝、体重はオスが約20㎏、メスが約10㎏、しっぽの長さが38~61㎝で、オスの方がかなり大きくなります。

繁殖

マントヒヒの繁殖には季節性がありません。

繁殖は基本的にユニット内で行われますが、リーダーの目を盗んで群れ外のオスが群れ内のメスと交尾することもあります。

メスは約170日の妊娠期間の後、1匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんは主に母親によって育てられますが、他の個体が赤ちゃんをグルーミングすることもあるようです。

赤ちゃんは6~15カ月で離乳し、5~6年で性的に成熟します。

また、メスは1.5~3.5歳で生まれたユニットを離れ、別のユニットに移動することがあります。

一方のオスも生まれた群れから離れますが、クランやバンド内で親戚との強いつながりを保ちます。

メスの性的休止期間は1~2年で、寿命は飼育下で約35年です。

人間とマントヒヒ

絶滅リスク・保全

マントヒヒは、他のサルほど人間の活動の影響を受けておらず、個体数はむしろ増えていると言われています。

これには捕食者の影響が小さくなったこととも関係しており、彼らの重層的な社会が捕食者に対して大きな効果をもたらしている可能性が指摘できます。

レッドリストでは軽度懸念の種であり、絶滅の危機は今の所ありません。

 Hamadryas Baboon | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

そんなマントヒヒですが、全国各地の動物園で見ることができます。

年中無休、入場料無料という最高の動物園である、群馬県の桐生が岡動物園や、サルの飼育種類数世界一の愛知県の日本モンキーセンター、埼玉県の東武動物公園、静岡県の浜松市動物園、伊豆アニマルキングダム、長野県の飯田市立動物園、和歌山県のアドベンチャーワールド、広島県の福山市立動物園、とくしま動物園、高知県のわんぱーくこうちアニマルランド、愛媛県のとべ動物園、長崎県の九十九島動植物園森きらら、鹿児島市の平川動物公園がマントヒヒを飼育しています。東京でも、羽村市動物公園で見ることができるそうです。

なんだかおじいちゃんが恋しくなったとき、ぜひこれらの動物園に行ってみてください。

あわせて読みたい
404 Not Found
あわせて読みたい
403 Forbidden
あわせて読みたい
アドベンチャーワールド
肉食動物|動物の紹介|アドベンチャーワールド アドベンチャーワールドのチーターやライオン、トラ…といった陸で暮らす肉食動物の大きさや特徴などの詳細情報をご覧いただけます。
あわせて読みたい
福山市立動物園:動物紹介 福山市立動物園のウェブサイトです。各種イベントのご紹介や、どうぶつ図鑑、飼育員ブログなど福山市立動物園に関する情報を配信しています。
あわせて読みたい
???ρ[?????????A?j?}???????h?E?I?t?B?V?????T?C?g
あわせて読みたい
ページが見つかりません: 徳島市公式ウェブサイト
愛媛県立とべ動物園
愛媛県立とべ動物園 とべ動物園にいる動物たちを紹介!動物の説明はもちろん、とべ動物園にいる特徴ある動物たちの紹介もしています。
オナガザル科
霊長目 直鼻亜目 真猿下目 狭鼻小目 オナガザル科 オナガザル亜科 ヒヒ族 ヒヒ属 軽度懸念 アジア アフリカ 中東 イエメン エチオピア エリトリア サウジアラビア スーダン ソマリア アドベンチャーワールド 飯田市立動物園 伊豆アニマルキングダム 桐生が岡動物園 九十九島動植物園森きらら とくしま動物園 東武動物公園 とべ動物園 日本モンキーセンター 浜松市動物園 平川動物公園 羽村市動物公園 福山市立動物園 わんぱーくこうちアニマルランド
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
カテゴリー
  • 被甲目
    • アルマジロ科
  • 鱗甲目
    • センザンコウ科
  • 管歯目
    • ツチブタ科
  • 有毛目
    • ナマケモノ亜目
      • フタユビナマケモノ科
      • ミユビナマケモノ科
    • アリクイ亜目
      • アリクイ科
      • ヒメアリクイ科
  • イワダヌキ目
    • ハイラックス科
  • 兎形目
    • ウサギ科
    • ナキウサギ科
  • 奇蹄目
    • バク科
    • ウマ科
    • サイ科
  • 長鼻目
    • ゾウ科
  • 海牛目
    • ジュゴン科
    • マナティー科
  • 鯨偶蹄目
    • ペッカリー科
    • イノシシ科
    • シカ科
    • プロングホーン科
    • ウシ科
    • カバ科
    • ラクダ科
    • ヒゲクジラ亜目
      • セミクジラ科
      • コククジラ科
      • ナガスクジラ科
    • ハクジラ亜目
      • アマゾンカワイルカ科
      • イッカク科
      • ネズミイルカ科
      • マッコウクジラ科
      • マイルカ科
    • キリン科
  • フクロネコ形目
    • フクロネコ科
  • 双前歯目
    • カンガルー型亜目
      • カンガルー科
    • ウォンバット型亜目
      • コアラ科
      • ウォンバット科
  • 齧歯目
    • ネズミ形亜目
      • トビネズミ科
      • メクラネズミ科
    • リス形亜目
      • ヤマネ科
      • リス科
    • ヤマアラシ形亜目
      • ヤマアラシ顎下目
        • ヌートリア科
        • デバネズミ科
    • ビーバー形亜目
      • ポケットマウス科
      • ホリネズミ科
      • ビーバー科
  • 単孔目
    • ハリモグラ科
    • カモノハシ科
  • 食肉目
    • ネコ型亜目
      • ネコ科
      • ジャコウネコ科
      • ハイエナ科
      • マングース科
      • マダガスカルマングース科
    • イヌ型亜目
      • アシカ科
      • セイウチ科
      • アザラシ科
      • イタチ科
      • クマ科
      • スカンク科
      • イヌ科
      • アライグマ科
      • レッサーパンダ科
  • 霊長目
    • 曲鼻亜目
      • キツネザル下目
        • アイアイ上科
          • アイアイ科
        • キツネザル上科
          • イタチキツネザル科
          • インドリ科
          • キツネザル科
          • コビトキツネザル科
      • ロリス下目
        • ロリス上科
          • ガラゴ科
          • ロリス科
    • 直鼻亜目
      • メガネザル下目
        • メガネザル上科
          • メガネザル科
      • 真猿下目
        • 広鼻小目
          • オマキザル上科
            • オマキザル科
            • クモザル科
          • サキ上科
            • サキ科
        • 狭鼻小目
          • オナガザル上科
            • オナガザル科
          • ヒト上科
            • ヒト科
            • テナガザル科
  • 参考書籍
  • 用語
  • インタビュー
生き物.comについて
  • Home
  • 図鑑
  • いきもの.comについて
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 霊長目
  3. 直鼻亜目
  4. 真猿下目
  5. 狭鼻小目
  6. オナガザル上科
  7. オナガザル科
  8. マントヒヒ
目次