メニュー
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー
世界のいきものを動画でチェック!YouTube
いきもの.com
  • ホーム
  • 図鑑
  • タグ一覧
  • 参考文献
  • 用語辞典
  • クイズ
  • インタビュー

ニルガイ

2026 5/13
ウシ科
2026年5月13日
短い角と斑点のニルガイの雄の正面
©1991 Bernard DUPONT : clipped from the original
目次

ニルガイの基本情報

英名:Nilgai
学名:Boselaphus tragocamelus
分類:鯨偶蹄目 ウシ科 ニルガイ属
生息地:インド、ネパール、パキスタン
保全状況:LC〈軽度懸念〉

枯林で立つ青灰毛のニルガイ雄と雌3頭
Photo credit: Bernard DUPONT

青いウシ

アジアでは最大級のアンテロープとなるニルガイ。

まずはその学名に注目してみましょう。

属名のBoselaphusは「雄牛」を意味するラテン語の“bos”と、「鹿」を意味するギリシャ語の“ekaphos”からきています。

一方、種小名のtragocamelusは、「山羊」を意味するギリシャ語の“tragos”と「ラクダ」を意味するギリシャ語の“kamelos”に由来します。

確かにその姿はとらえどころがなく、初見では何の仲間かわかりません。

このようにどの動物の仲間かよくわからないことが名前に関係している動物としては、他にシカの仲間のシフゾウや、ウシの仲間のターキンなどがいます。

あわせて読みたい
シフゾウ シフゾウの基本情報 英名:Père David's Deer学名:Elaphurus davidianus分類:鯨偶蹄目 シカ科 シフゾウ属生息地:中国保全状況:EW〈野生絶滅〉 Photo credit: Jean O...
あわせて読みたい
ターキン ターキンの基本情報 英名:Takin学名:Budorcas taxicolor分類:鯨偶蹄目 ウシ科 ターキン属生息地:中国、ブータン、インド、ミャンマー保全状況:VU〈絶滅危惧Ⅱ類〉 P...

続いて種名に注目してみましょう。

耳なじみのないニルガイという言葉は、ヒンディー語に由来しており、「青い牛」を意味します。

ニルガイは確かに青っぽい灰色をしています。

ただし、この色をしているのは大人のオスだけ。

メスや子供は明るい黄土色をしています。

このように雌雄で体色が異なる草食動物はバンテンやブラックバックなど多くはありません。

また、多くのウシ科動物では雌雄ともに角(ホーンと呼ばれる)が生えますが、ニルガイの場合オスにしか角は生えません。

あわせて読みたい
バンテン バンテンの基本情報 英名:Banteng学名:Bos javanicus分類:鯨偶蹄目 ウシ科 ウシ属生息地:カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ベトナム、ラオス保全...
あわせて読みたい
ブラックバック ブラックバックの基本情報 英名:Blackbuck学名:Antilope cervicapra分類:鯨偶蹄目 ウシ科 ブラックバック属生息地:インド、ネパール保全状況:LC〈軽度懸念〉 Photo...

かれらのように、雌雄で体サイズや体色など見た目が違うことを性的二型があると言いますが、性的二型がある種では、メスをめぐるオスの闘争が激しい傾向にあることが知られています。

ニルガイもその例にもれません。

ニルガイは普段は雌雄別で暮らします。

オスが単独ないし小さいオス同士の群れを作るのに対し、メスは10頭程度の群れを作ります。

繁殖期になると、オスはこのメスの集団に入り、ハーレム(ハレム)を作ります。

他のオスからメスを守るという任務を遂行できれば、オスは群れのメスたちを独占することができます。


ハーレムにオスは一頭しかいないので、それを見た人間からすると、青い大きな個体に目が引かれ、ニルガイの名前が付けられたのでしょう。

ちなみに、ニルガイは、牛を神聖視するヒンズー教が多いインドでは、ほとんど狩猟対象となってきませんでした。

おかげで彼らは他の野生動物と比べて、インドでは比較的安定した状況にあります。

水場を駆け抜ける青灰毛のニルガイ雄
Photo credit: Kandukuru Nagarjun

ニルガイの生態

生息地

殆どがインドに生息するニルガイは、乾燥した草原や茂み、開けた森林に生息し、深い森林や砂漠は避けます。

パキスタンでは少数のみが存在し、バングラデシュでは絶滅したとされています。

アメリカ合衆国のテキサスやメキシコの農園や牧場に導入され半野生の環境で定着しています。

形態

体長は1.8~2m、肩高は1.2~1.5m、体重は120~240㎏、尾長は40~45㎝で、オスの方が大きくなります。

黒い角(ホーン)はオスにのみ生え、20~25㎝になります。

水場を歩く赤毛のニルガイ雌の側面
Photo credit: Kandukuru Nagarjun

食性

ブラウザーでもありグレイザーでもある彼らは、草や葉、花、果実、種子などを食べます。

テキサスでは草をより食べるようです。

捕食者にはトラやヒョウがいます。

あわせて読みたい
トラ https://youtu.be/CfhWw6DWOaI トラの基本情報 英名:Tiger学名:Panthera tigris分類:食肉目 ネコ科 ヒョウ属生息地:バングラデシュ、ブータン、中国、インド、イン...
あわせて読みたい
ヒョウ https://youtu.be/Q76K40_oWFU ヒョウの基本情報 英名:Leopard学名:Panthera pardus分類:ネコ科 ヒョウ属生息地:アフガニスタン、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイ...
乾草地で食葉する赤毛のニルガイ雌の側面
Photo credit: Kandukuru Nagarjun

行動・社会

薄明薄暮時に活発になるニルガイは、日中も活動します。

視覚や聴覚に優れています。

繁殖

繁殖は12~3月に行われますが、年中見られることもあります。

メスの妊娠期間は240~258日で、1頭の子供が生まれます。

ニルガイでは双子も珍しくありません。

子供は生後10か月までに離乳し、1.5~3歳で性成熟に達します。

寿命は飼育下で20年程度です。

乾草地で立つニルガイの母と仔の側面
Photo credit: Kandukuru Nagarjun

人間とニルガイ

絶滅リスク・保全

ニルガイの成熟個体数は7~10万頭と推測されています。

インドでは10万頭以上が生息しているとされています。

また、テキサスでは3.7万頭が、テキサスやメキシコの国境周辺には3万頭が生息していると推定されています。

個体数は安定しており、減少の報告はありません。

ただ、パキスタンでは生息地の破壊や狩猟が脅威となっているようです。

IUCNのレッドリストでは軽度懸念の評価です。

 Nilgai | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

日本ではニルガイに会うことはできません。

草原に立つニルガイを描いたムガル絵画
ムガル帝国のシャー=ジャハーン時代に描かれたとされる絵 | Photo credit: Walters Art Museum
ウシ科
ニルガイ属 ウシ亜科 ウシ科 鯨偶蹄目 軽度懸念 アジア アメリカ合衆国 インド ネパール パキスタン メキシコ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
カテゴリー
  • 被甲目
    • アルマジロ科
  • 鱗甲目
    • センザンコウ科
  • 管歯目
    • ツチブタ科
  • 有毛目
    • ナマケモノ亜目
      • フタユビナマケモノ科
      • ミユビナマケモノ科
    • アリクイ亜目
      • アリクイ科
      • ヒメアリクイ科
  • イワダヌキ目
    • ハイラックス科
  • 兎形目
    • ウサギ科
    • ナキウサギ科
  • 奇蹄目
    • バク科
    • ウマ科
    • サイ科
  • 長鼻目
    • ゾウ科
  • 海牛目
    • ジュゴン科
    • マナティー科
  • 鯨偶蹄目
    • ペッカリー科
    • イノシシ科
    • シカ科
    • プロングホーン科
    • ウシ科
    • カバ科
    • ラクダ科
    • ヒゲクジラ亜目
      • セミクジラ科
      • コククジラ科
      • ナガスクジラ科
    • ハクジラ亜目
      • アマゾンカワイルカ科
      • イッカク科
      • ネズミイルカ科
      • マッコウクジラ科
      • マイルカ科
    • キリン科
  • フクロネコ形目
    • フクロネコ科
  • 双前歯目
    • カンガルー型亜目
      • カンガルー科
    • ウォンバット型亜目
      • コアラ科
      • ウォンバット科
  • 齧歯目
    • ネズミ形亜目
      • トビネズミ科
      • メクラネズミ科
    • リス形亜目
      • ヤマネ科
      • リス科
    • ヤマアラシ形亜目
      • ヤマアラシ顎下目
        • ヌートリア科
        • デバネズミ科
    • ビーバー形亜目
      • ポケットマウス科
      • ホリネズミ科
      • ビーバー科
  • 単孔目
    • ハリモグラ科
    • カモノハシ科
  • 食肉目
    • ネコ型亜目
      • ネコ科
      • ジャコウネコ科
      • ハイエナ科
      • マングース科
      • マダガスカルマングース科
    • イヌ型亜目
      • アシカ科
      • セイウチ科
      • アザラシ科
      • イタチ科
      • クマ科
      • スカンク科
      • イヌ科
      • アライグマ科
      • レッサーパンダ科
  • 霊長目
    • 曲鼻亜目
      • キツネザル下目
        • アイアイ上科
          • アイアイ科
        • キツネザル上科
          • イタチキツネザル科
          • インドリ科
          • キツネザル科
          • コビトキツネザル科
      • ロリス下目
        • ロリス上科
          • ガラゴ科
          • ロリス科
    • 直鼻亜目
      • メガネザル下目
        • メガネザル上科
          • メガネザル科
      • 真猿下目
        • 広鼻小目
          • オマキザル上科
            • オマキザル科
            • クモザル科
          • サキ上科
            • サキ科
        • 狭鼻小目
          • オナガザル上科
            • オナガザル科
          • ヒト上科
            • ヒト科
            • テナガザル科
  • 参考書籍
  • 用語
  • インタビュー
生き物.comについて
  • Home
  • 図鑑
  • いきもの.comについて
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 鯨偶蹄目
  3. ウシ科
  4. ニルガイ
目次