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クーズー

2026 5/15
ウシ科
2026年5月15日
螺旋状の長い角を持つクーズーの正面
©2017 James Sanders : clipped from the original
目次

クーズーの基本情報

英名:Greater Kudu
学名:Tragelaphus strepsiceros
分類:鯨偶蹄目 ウシ科 ブッシュバック属
生息地:アンゴラ、ボツワナ、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ民主共和国、エリトリア、エスワティニ、エチオピア、ケニア、マラウィ、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ
保全状況:LC〈軽度懸念〉

乾藪で立つ螺旋角と縞模様のクーズー雄の側面
Photo credit: jen

魅力的な動物

アフリカに生息するウシ科動物・クーズー。

彼らは、捨てられた土地や状態が悪化した牧場の跡地にできる茂みなどの環境に適応できる、数少ない大型動物です。

肩の高さはアンテロープの中ではイランドに次ぐ高さであり、なんといってもその角(ホーン)が特徴的です。

角はオスにのみ生え、最大のもので1.8mにもなり、最大3回転、らせん状に巻きます。


そんなクーズーですが、全個体の約6割は私有地に存在します。

特に私有地において、クーズーはお金を稼げる生産物として利用されています。

南アフリカを例にとってみましょう。

南アフリカという国は、ハンターにとっては魅力的な国です。

狩猟の標的として最上級のビッグファイブ(ゾウ、サイ、アフリカスイギュウ、ライオン、ヒョウ)のすべてが生息するたった2つの国のうちの一つであることもその一因でしょう。

そんな南アフリカにおいて、クーズーは最も狩猟されている動物の一種であり、狩猟によって最も稼げる動物の一種でもあります。

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なぜクーズーは狩りの対象となるのか。

一つはその角があまりにも魅力的だからです。

ハンターはオスの見事な角をトロフィーとして誇りとするべく、より大きなオスを狙って狩りをします。

このようなタイプの狩りはトロフィーハンティングと呼ばれます。

そしてもう一つは肉として食べる、売るためです。

野生動物の肉はブッシュミートとして市場で売り買いされますが、クーズーの肉はどうやらおいしいらしく、高質なブッシュミートとして需要があります。

また、彼らの肉はビルトンとしても売られています。

ビルトンとは南部アフリカ発祥の、乾燥した生肉のことで、クーズーのビルトンはやはり人気のようです。


このように特に私有地において利用されているクーズーですが、彼らが人気なのには別の理由もあります。

それは彼らがブラウザーだからです。

草食動物には、イネ科植物など地面に生えた草を食べるグレイザーと、木の葉などを食べるブラウザーがいます。

例えば家畜のウシやウマなどはグレイザーです。

他方のブラウザーにはキリンやこのクーズーなどがいます。

私有地では往々にして家畜も育てられていますが、クーズーももしグレイザーであれば、エサをめぐる競合が発生するでしょう。

しかしクーズーはブラウザーです。

つまり、家畜との餌の競合がないという理由からも、クーズーは人気なのです。

このような人気はクーズーにとってはあまり歓迎できないはずです。

彼らの生息域の特に北部では、過剰な狩猟によって個体数が激減し、地域的に絶滅している場合もあります。

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乾地に群がるクーズーの群れの遠景
Photo credit: Jenn

 BACKGROUND RESEARCH PAPER: A STATUS QUO STUDY ON THE PROFESSIONAL AND RECREATIONAL HUNTING INDUSTRY IN SOUTH AFRICA Prepared for the Panel of Experts appointed by the Minister of Environmental Affairs and Tourism

クーズーの生態

生息地

クーズーは標高2,400m(エチオピア)までの、茂みとウッドランドが混じった環境に好んで生息します。

このほか、アカシアウッドランドやサバンナウッドランドなどにも生息します。

形態

体長は1.8~2.5m、肩高は1~1.6m、体重はオスが190~270㎏、メスが120~210㎏、尾長は約40㎝でオスの方が大きくなります。

側面にある6~10本の縞模様が特徴的です。

オスの体色は年齢とともに暗くなり、メスにはないひげが特徴です。

ホーンは平均120㎝、6歳ごろに最大に達します。

藪木で食葉する縞模様のクーズー雌の側面
Photo credit: flowcomm

食性

クーズーは主にブラウザーです。

木の葉を主食とし、このほか果実や花、草なども食べます。

雨季には長期間水を飲まずに生活することができます。

捕食者にはライオンやヒョウ、チーター、ブチハイエナ、リカオンなどがいます。

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行動・社会

薄明薄暮時に活発になりますが、狩猟圧が高いところは夜行性となるようです。

基本雌雄は別で暮らします。

メスは1~3頭の大人とその子供で群れを作り、時に群れが集合し大きな群れとなることがありますが、序列は希薄です。

一方、オスは単独か、オスだけからなる2~10頭の群れで暮らします。

繁殖期になるとオスはメスの群れに入り、他のオスにメスをとられないよう防衛します。

角をぶつけ合う闘争は同じサイズのオスが対峙したときに見られます。

クーズーは定住性で、なわばり性は見られません。

繁殖

繁殖には季節性があります。

メスは約9ヵ月の妊娠期間の後、約16㎏の赤ちゃんを群れから離れた場所で一頭産みます(ハイダー型)。

赤ちゃんは生後2週ほどで母親の群れに合流し、半年ごろ離乳します。

性成熟には雌雄ともに2~3歳で達しますが、オスが社会的に成熟するのは5歳ごろです。寿命は飼育下で20年ほどです。

藪間で顔を覗かせる大耳の雌クーズーの正面
Photo credit: Giulio

人間とクーズー

絶滅リスク・保全

クーズーの個体数は50万頭近くと推測されており、うち15%が保護区に、61%が私有地に存在しています。

個体数は安定、ないし増加していますが、北部では狩猟や生息地の減少により減少しています。

ジブチではおそらく絶滅しているとされ、ソマリアやスーダン、南スーダン、ウガンダでは生息が定かではありません。

IUCNのレッドリストでは軽度懸念の評価です。

 Greater Kudu | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

日本でクーズーに会うことはできません。

水場でヌーとともに立つクーズー雄の側面
オグロヌー、サバンナシマウマとクーズー | Photo credit: Derek Keats
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