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ボンネットモンキー

2026 5/14
オナガザル科
2026年5月14日
木の枝に座る灰色のボンネットモンキー
©2018 Brian Ralphs: clipped from the original
目次

ボンネットモンキーの基本情報

英名:Bonnet Monkey
学名:Macaca radiata
分類:オナガザル科 マカク属
生息地:インド
保全状況:LC〈軽度懸念〉

子を抱く2頭のボンネットモンキーの母
Photo credit: Ganesh Raghunathan

盗人、いや盗猿

まずは、ルックスに注目してみましょう。

特徴はなんといってもその髪型。

頭の毛は長く、左右に綺麗に分かれています。

このサルの名前は、その髪型がボンネットという、女性や赤ちゃんがかぶる帽子に似ていることからつけられました。

さて、独特なヘアスタイルをしたボンネットモンキーですが、実はかなりのやり手です。

何のやり手かというと、盗みです。

このサルは、人が住んでいる地域の周辺にも棲みつき、市場で売られている果物を奪ったり、人の家に勝手に忍び込んで食べ物をかっぱらったりして、むしゃむしゃ食べまくります。

白昼、とんでもなく堂々と犯行に及ぶ姿は、泥棒そのもの。

髪型も、ボンネットなんて言うおしゃれな代物ではなく、泥棒のする頬かむりに見えてきます。

ところで、動画の中で、むしゃむしゃ果物を食べるこのサルのほっぺたに注目してください。

なんだか膨らんでいませんか?

これは、マカクのなかまの特徴で、ほお袋と言います。

ここには、ハムスターのように一時的に食べ物をしまっておくことができます。

盗んだものを入れる袋をしっかりと持っているんですね。

準備のいいこと。

ボンネットモンキーの生態

生息地

ボンネットモンキーは、インド南部から西部、南東部の湿潤林や竹林、乾燥林など様々な森林に生息します。

中には、標高2000メートルの山岳地帯や、人間の住む町にすら住みつくものもおり、とても適応力の高いサルです。

水を怖がらず、泳ぐこともできます。

また、ニルギリラングールや、シシオザル、ハヌマンラングールと一部で生息地を共にしています。

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食性

果実や種子、花、昆虫などをたべ、人が残した残飯も平らげます。

形態

体長は35~60㎝、体重は4~7㎏、しっぽの長さは50~70㎝で、オスの方が大きくなります。

行動

ボンネットモンキーは、トゥループと呼ばれる、30頭前後から成る複雄複雌の群れを作ります。

群れの中には主に年齢で決まる直線的な順位があり、αオスがその頂点に立ちます。

ボンネットモンキーの社会は母系社会で、メスが生まれた群れに一生留まる一方、オスは成長すると群れを離れしばらく一人で放浪します。

出ていきます。

群れの仲は、グルーミングを通じて保たれ、順位が上のサルが、順位の下のサルの毛づくろいをする様子もよく見られます。

繁殖

ボンネットモンキーの多くは、9月から10月にかけて交尾します。

メスはニホンザルなど他のマカク属のように性皮が腫脹しません。

これはオス間のメスをめぐる競争を弱めるためと言われています。

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また、優位なオスが決まったメスと交尾する傾向にあるのに対し、劣位のオスは複数のメスと短い時間で交尾するようです。

メスは、約170日の妊娠期間の後、通常1匹の赤ちゃんを産みます。

赤ちゃんは主に母親によって育てられ、6~7カ月で離乳します。

性成熟にはメスが生後30~40カ月、オスが2.5~5年で達します。

出産間隔は約1年で、寿命は飼育下で25~35年です

緑色ペットボトルを飲むボンネットモンキー
Photo credit: muffinn

人間とボンネットモンキー

絶滅リスク・保全

ボンネットモンキーは、適応力の高いサルであり、絶滅の危機に関しては軽度懸念(LC)とされていますが、狩猟などにより個体数をかなり減らしてきています。

 Bonnet Monkey | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

そんなボンネットモンキーですが、日本では、愛知県の日本モンキーセンターや、岡山県の池田動物園、山口県のときわ動物園、愛媛県のとべ動物園で見ることができます。

もしかしたら、あなたが食べているアイスクリームや、飲んでいるコーラが盗まれるかもしれません。

このサルが近くにいるときは、くれぐれもお気を付けください。

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