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ゴマフアザラシ

2026 5/13
アザラシ科
2026年5月13日
黒斑が散りばめられたゴマフアザラシ
©2007 jomilo75 : clipped from the original
目次

ゴマフアザラシの基本情報

英名:Spotted Seal
学名:Phoca largha
分類:食肉目 アザラシ科 ゴマフアザラシ属
生息地:中国、日本、北朝鮮、韓国、ロシア、アメリカ合衆国
保全状況:LC〈軽度懸念〉

雪原に伏す斑紋のゴマフアザラシの側面
Photo credit: jumilo75

参考文献

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流氷のアザラシ

鰭脚類は大きくアシカの仲間とアザラシの仲間に分けられます。

見分け方は簡単です。最もわかりやすいのは耳介(耳たぶ)の有無です。

アシカには耳介がありますが、アザラシには耳介がありません。

アシカはこのため、“eared seal(耳のあるアザラシ)”と呼ばれることもあります。

両者は陸上での後肢の向きでも見分けられます。

前肢のヒレで泳ぐアシカは、陸上では後肢を前に曲げ、前肢で体を支えます。

一方、後肢を左右に振って泳ぐアザラシは、陸上では後肢を前方に曲げることができないため、寝たまま腹ばいで移動します。

同じ鰭脚類と言えど、彼らは3,000万年近く前に分岐したと推測されるほど遺伝的には離れているため、異なる点が沢山あります。

ちなみに、耳介がないというアザラシの特徴を持ちながら、後肢を前方に曲げられるアシカの特徴をも持ち、鰭脚類では例外的に小さい目と牙をもつセイウチは、遺伝的にはアシカに近くアシカ上科に分類されています。

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さて、英語では“true seal(真のアザラシ)”とも呼ばれるアザラシの仲間のうち、流氷に依存して生活するのが、日本の動物園や水族館でよく見られるゴマフアザラシです。

その名の通りゴマのような斑点(胡麻斑)が特徴的な彼らは、普段は流氷の外縁部で生活し、流氷とともに移動します。

流氷が最も厚い冬は繁殖期。

メスは流氷上にホワイトコートの赤ちゃんを一頭産みます。

赤ちゃんの白い被毛は離乳までには抜け落ち大人の被毛となります。


繁殖期が終われば換毛期。この時も流氷が重要です。

普段アザラシは、皮膚の下の血流を減少させています。

熱伝導率の高い海中において温かい血と冷たい海の水との熱交換を少なくし、体温が奪われないようにするためです。

しかし、換毛期になると毛の成長のために皮膚への血流を増やす必要があります。

この状態で海に入ると体温を奪われるため、アザラシは換毛期をほとんど海に入らずに過ごします。

この時、海に浮かぶ流氷が休息場所として重要になるのです。


換毛期が終わり流氷が溶け始めると、ゴマフアザラシは海での採餌と海岸などの陸での休息を繰り返しながら北上し、流氷の形成を待ちます。

日本では冬季になると北海道北部にゴマフアザラシが見られるようになります。

一方、北海道東部では一年中上陸する者たちが存在します。

このほか、中国の渤海や千島列島などでは、繁殖も陸で行うものがいます。

流氷で過ごすメリットには、捕食者の回避や餌生物へのアクセスのしやすさなどがありますが、こうした陸でも同じようなメリットがきっとあるのでしょう。

流氷に依存したアザラシとはいえ、彼らの模様がそれぞれだけのものであるように、その程度もまた様々なのです。

流氷の穴付近で伏すゴマフアザラシ
Photo credit: jomilo75
渤海のゴマフアザラシ

ゴマフアザラシの生態

生息地

繁殖はベーリング海、オホーツク海、日本海、黄海、渤海で行われます。

繁殖期以外では、チュクチ海やボーフォート海など北方にも姿を見せます。

形態

体長はオスが1.6~1.8m、メスが1.5~1.7m、体重はオスが85~110㎏、メスが65~115㎏で性差はほとんどありません。

体サイズにおける性差が小さいこともアザラシの特徴です(アシカは非常に大きい)。

被毛は年齢とともに白っぽくなります。

換毛期の始まりは成熟個体ほど遅くなります。

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食性

ジェネラリストである彼らは、イワシやサバ、ニシン、タラ、イカ、タコ、エビなどなど様々なエサを食べます。

食べる際には前肢を補助的に使うこともあります。

浅い場所で採食し、200m以上を超える潜水はほとんどありません。

捕食者にはシャチやトド、セイウチ、ホッキョクグマ、ヒグマ、オオカミ、ホッキョクギツネ、オンデンザメ、イヌワシ、オオワシなどが知られています。

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行動・社会

主に単独性ですが、ホールアウト(休息)の場所では、時に1万頭以上の大群で見られることがあります(カムチャッカ半島)。

しかし、個々のつながりは薄弱です。

繁殖期には母子と母親を狙うオスの3頭程度で見られることがあります。

オスは子が離乳したタイミングで母親と水中で交尾します。

交尾後はメスのもとを離れ、他のメスを探しに行っている可能性があります。

このような配偶システムを連続的単婚と言います。

繁殖

出産は1月から4月にかけて見られます。

メスの妊娠率は85%。

1~3.5ヵ月の着床遅延を含む10.5ヵ月の妊娠期間の後、75~90㎝、7~12㎏の赤ちゃんを一頭、流氷上に産みます。

赤ちゃんは生後4週で離乳し、この頃には30㎏程度にまでなります。

また、離乳までには換毛し、その後2週間ほどで自ら採食できるようになります。

性成熟には3~5歳で達します。寿命は長いと35年です。

雪地に伏す白毛のゴマフアザラシの幼獣
Photo credit: jomilo75
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人間とゴマフアザラシ

絶滅リスク・保全

かつてロシアでは商業的な狩猟が行われていましたが、1994年に終了しています。

一方、アラスカでは原住民による狩猟が古くから行われており、今でも続いています。

脅威としては漁業による餌生物の減少、漁具への絡まり、漁業との軋轢に起因した人間による報復、原油の流出などがあります。

また、地球温暖化は流氷に影響を与えるだけでなく、餌生物にも影響を与えるため、今後脅威となる可能性があります。

現在ゴマフアザラシは全体で64万頭以上(ベーリング海に46万、オホーツク海に18万、黄海と日本海に3,300頭)と推測されています。

今のところ絶滅は危惧されておらず、IUCNのレッドリストでは軽度懸念の評価です。

背に発信機を付けたゴマフアザラシの遊泳
Photo credit: jomilo75

 Spotted Seal | The IUCN Red List of Threatened Species

動物園

日本では全国各地の動物園・水族館でゴマフアザラシを見ることができます。

動物園・水族館ではありませんが、北海道紋別市のオホーツクとっかりセンターでもゴマフアザラシ(とワモンアザラシ)を見ることができます。

ここは漂着するゴマフアザラシを保護・飼育する日本で唯一の施設で、エサやり体験をすることもできます。

オホーツク・ガリンコタワー株式会...
オホーツクとっかりセンター オホーツクの大自然を舞台に、アザラシだけを保護・飼育している国内では他にない施設です。昭和62年に4頭のアザラシを保護したことから始まり、現在は20頭を超えるアザラ...
アザラシ科
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